Sentence

唯一、人生に意味を与えてくれるような芸術作品の中に美しい人生と言うものも含めて考える事によって、私は後にこの途方もない考えを修正したのだが、それでも私が尊重していたのはやはり美であった。

唯一(ゆいいつ)人生(じんせい)意味(いみ)(あた)えてくれるような芸術(げいじゅつ)作品(さくひん)(なか)(うつく)しい人生(じんせい)()うものも(ふく)めて(かんが)える(こと)によって、(わたし)()にこの途方(とほう)もない(かんが)えを修正(しゅうせい)したのだが、それでも(わたし)尊重(そんちょう)していたのはやはり()であった。
Although I modified this extravagance later by including the beautiful life among the works of art that alone gave a meaning to life, it was still beauty that I valued.
Sentence

常に取り壊される危険にさらされているのは、それほど重要かどうか決定しがたい場合である。つまり、実際、芸術的価値や歴史的価値はないかもしれないが、心情的に人々が愛着を持ち、愛するようになった堂々とした昔の建物の場合である。

(つね)()(こわ)される危険(きけん)にさらされているのは、それほど重要(じゅうよう)かどうか決定(けってい)しがたい場合(ばあい)である。つまり、実際(じっさい)芸術的(げいじゅつてき)価値(かち)歴史的(れきしてき)価値(かち)はないかもしれないが、心情的(しんじょうてき)人々(ひとびと)愛着(あいちゃく)()ち、(あい)するようになった堂々(どうどう)とした(むかし)建物(たてもの)場合(ばあい)である。
It is the border-line cases that are always in danger: the dignified buildings of the past which may possess no real artistic or historic value, but which people have become sentimentally attached to and have grown to love.